この記事では、iDeCoとNISAの違いと、20代・新卒がどっちから始めるべきかを解説します。さらに、シミュレーション比較や、僕の体験談も交えて紹介します。
iDeCoとNISAの基本的な違い
NISAとは?
- 投資の利益に税金がかからない
- いつでも引き出せる
- 少額から始めやすい
👉 初心者でも気軽にスタートできる制度
iDeCoとは?
- 掛金が「全額所得控除」になる(節税効果が高い)
- 60歳まで引き出せない
- 積立額は自分で決められる
👉 老後資金作りに特化した制度
数字で比較:20代がNISAとiDeCoを使った場合の違い
ケース1:NISAだけ利用(つみたて枠・月3万円)
- 年間投資額:36万円
- 利回り5%で20年間運用 → 約1,190万円
👉 20代から始めれば、30代後半で1,000万円超えが見える。
ケース2:iDeCoだけ利用(月2万円)
- 年間投資額:24万円
- 利回り5%で20年間運用 → 約790万円
- 所得控除による節税効果:約6〜7万円/年(年収400万円想定)
- 20年間の節税総額:約120〜140万円
👉 老後資金専用にはなるけど、「運用益+節税効果」で1,000万円近くに。
ケース3:NISA+iDeCoを併用(月3万円+2万円)
- 年間投資額:60万円
- 利回り5%で20年間運用 → 約1,980万円
- 節税効果:約6〜7万円/年 ×20年 = 120〜140万円
- 合計メリットは 2,000万円超
シミュレーション比較表(NISAとiDeCo)
| ケース | 月額 | 年間投資額 | 期間 | 利回り3% | 利回り5% |
|---|---|---|---|---|---|
| NISAのみ | 3万円 | 36万円 | 20年 | 約970万円 | 約1,190万円 |
| iDeCoのみ | 2万円 | 24万円 | 20年 | 約640万円+節税120万 | 約790万円+節税120万 |
| NISA+iDeCo | 5万円 | 60万円 | 20年 | 約1,610万円+節税120万 | 約1,980万円+節税120万 |
| NISAのみ | 3万円 | 36万円 | 30年 | 約1,570万円 | 約2,490万円 |
| iDeCoのみ | 2万円 | 24万円 | 30年 | 約1,050万円+節税180万 | 約1,660万円+節税180万 |
| NISA+iDeCo | 5万円 | 60万円 | 30年 | 約2,610万円+節税180万 | 約4,150万円+節税180万 |
20代におすすめなのはどっち?
結論から言うと、まずはNISAから始めるのがおすすめです。
理由はシンプル:
- いつでも引き出せる → ライフイベントに対応しやすい
- 少額で分散投資できる → 初心者に安心
- 投資経験を積みながら柔軟に資金を使える
一方で、iDeCoは「節税効果」が強力なので、ある程度余裕資金が出てきたら追加するのがベストです。
実際に僕が選んだ方法
新卒1年目の僕は、まずは新NISA(つみたて枠)を月3万円から始めました。
理由は「引き出せないのが不安だった」から。
ただし会社の同僚で「税金を抑えたいからiDeCoも同時にやっている」という人もいて、将来的には僕もiDeCoを追加しようと思っています。
iDeCoとNISAをどう使い分けるか?
- NISA優先:柔軟に使える資金で投資経験を積む
- iDeCo追加:節税メリットを活かしつつ老後資金を作る
👉 つまり20代は「NISAでスタート → 余裕が出たらiDeCoを追加」の流れが現実的です。
まとめ
- NISA → 引き出せる、初心者向け、まずはここから
- iDeCo → 節税効果大、60歳まで引き出せない
僕の結論は 「NISAから始めて、余裕が出たらiDeCo」。
初心者や20代が迷ったら、この順番で進めるのが失敗しにくいと思います。
内部リンクおすすめ
- 新NISAについて詳しくはこちら 👉 [新NISA 20代は何を買うべき?]
- iDeCoの仕組みはこちら 👉 [iDeCoとは?初心者向け解説記事]
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